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受ける側にも問題がある

受ける側にも問題があります。映像授業には不向きかもしれません。しかし、運営する側に問題がありますので、改善が必要です。とくに、深刻な問題が含まれます。こんな例があります。英語の衛星授業で、nothingを「ノシング」、を「セイド」と頻繁に発音する先生がいて、間違って覚えてしまった。その授業の後には、答えを訂正するプリントがよく配られた。予備校の提供するカリキュラムの質自体に疑問を持った。また、こんな鋭い指摘もあります。「ぼくらが、授業料として払っている金額は、その前後の質疑応答をも含んだ料金体系だと了解している。したがって、授業を行う講師自身に質問できないビデオ授業は、料金的な格差がないと納得できない」的を射た意見ですが、こうした問題点は、授業の質の厳しいチェック、料金体系の見直しなどによって改善することは可能です。そのような前向きな努力をせず、「全部ナマ授業クラス、映像授業は一切なし」といったことを宣伝文句にしている予備校もあります。これでは、誠実さがゼロです。それに対応できないなら、映像授業は、ますます受験生の支持を失うでしょう。

総合塾の特徴

総合塾というのは、進学コースと補習コースの両方がある学習塾と思ってよい。そのため、子どもに合わせたさまざまなコースがあり、選択できるのが特徴となっている。経営規模的には個人経営の一教室だけの塾から、十以上の分教室を持っている法人の塾まで、千差万別だ。平均的な一クラスの人数は二十人前後である。総合塾の場合、どのコースを選ぶかを決めるために、ほとんどのところでは入会テストを行っている。以前はこの入会テストで不合格になる生徒がいたが、競争の激しくなった現在の塾は、よほど素行が悪くない限り、入塾を拒否することはない。今の総合塾のほとんどの入会テストは、学力判定テストと思ってよい。それによって進学コースをとるか補習コースをとるかを決めるのである。このコース選択を誤ると、あとで大変な失敗をするので、くれぐれも注意してほしい。

失敗したら浪人を選択する

受験生がいる家族の話題も、どこを第一志望校にするか、の段階にきていると思います。受験競争では、誰もが志望校への合格を果たせるわけではありません。レベルの高い学校は、善戦むなしく、一敗地にまみれる受験生が大多数を占めているのが実情です。問題は「すべり止め校」の考え方です。失敗した場合の保険という考え方が定着していますが、受験校選択は、子供の将来がかかった重要なものです。親が「高校や大学に進んでくれればよい」という安易な考えで、子供に受験校を強いても、不登校や中途退学などで、子供を挫折に追い込むだけです。予備校でも、そのような実例を多くみています。親からのプレッシャーを感じる受験生は、すべり止め校をどうするか、その選択もこの時期、心の葛藤になっています。すべり止め校も選ぶべきか、夢一筋に、捲土重来を期して浪人するか、二者択一を迫られます。そんな進路の相談を受けたとき、本人がやる気に満ちている場合は例外なく、第一志望校一本に賭け、失敗したら浪人を選択するようにアドバイスしています。